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2020年5月

2020年5月12日 (火)

Bloom Studio 1回目

ODAIBAではなくODORIBAにあるBloom Studio(ブルスタ)、ZOOM Party(ズムパ)vol1無事終了しました。

 

まずは種をまくプロジェクトの記録映像をみたあと、表現の不自由展実行委員のアライ=ヒロユキさんからMOCATaipeiで開催中の表現の不自由展とその説明を聞きました。

Photo_20200513175301

今回の展示のタイトルは「解放への長い道程」で歴史も踏まえた展示になっているようです。

その後、フリートーク。美術畑ではない参加者もおられたので、美術の基準とは何か?表現の自由とはどこまでが自由なのか?

と、様々な視点で質問があり、それにアライさんや安田、夫の詫摩も答える場面もあり、なかなか面白い展開に。

Photo_20200513175601

当日の様子(写っているのは4人にカットしてあります)

やはりこの面白さは、当日お金を払ってご参加いただかないとわからないですねっ。💕

ご興味ある方は2回目にご参加ください。

1回目の最後にアニメが最初、現代社会に対して批評的(左派的)だったのが2019年の炎上時には、どちらかというと保守的で右派的に変遷したのは何故なのか?

という話は気になりました。

というのも、2019年あいちでの表現の不自由展・その後でもトリエンナーレ出品作家によるコメントに「キュレーションがよくない」という発言があったからです。

これは以下の引用文にも検閲の常套手段と書かれてますが、いかにも作家本人(この場合、不自由展実行委員)に至らないところがあるかのような印象の植え付けをしていると感じました。

後日、名古屋市の検証委員会でも名古屋市の不払いの理由に「キュレーションの不備が」という言葉が何度も登場していました。

201912_20200513181601

そもそも津田芸術監督が「やりたい」と言って始めた2019年「表現の不自由・その後」展です。
アライさんは、「自分が芸術監督だったら不自由展はやらない」と言っていて、安田も2015年展は「きちんと関われない」と思い未見なので、その勇気は評価しますし、可視化されたものもあったでしょう。

しかし、その前の2015年に不自由展を成功させていたのは、実行委員会です。

「表現の不自由」を謳った特集で美術手帖 は、オリジナル作者とも言える不自由展実行委員に、意見を聞くべきだったのではないのでしょうか?

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安田はアライさんの言説に全部一致しているのではありません。

安田は、大村愛知県知事を高く評価していますし、裁判で「勝利」するのが正しいとも思いません。しかし最初裁判を起こすこと自体について否定的でしたが、現在は裁判とボイコットが圧力になったのだろうと思います。

再開の顛末の記述に対しても後発の様々な雑誌などで、「キュレーターが悪かった」と発言する人々と同じ人々が「自分たちのおかげで扉が開いた」というように改竄しています。これはおかしいのではないかなぁ?どうして誰も言わないのでしょう???

話はちょっと変わりますが、5月4日のZOOM Partyでは、「美・美術の基準とは何か」というような話もでて、芽が出るプロジェクト2013年記録集に掲載されている、上野俊哉さんの出没美術夜話はこのテーマにリンクしていて秀逸であったなぁと思い返していました。

また、上野俊哉さんは、現在マルクス・ガブリエルさんで有名な新実在論とリンクしている「思弁的実在論」への萌芽を感じる展評を(2013年に!)寄稿してくださり、やはり天才であった‥としみじみ感じいっています。ちなみに俊哉さんは、2016年に思弁的実在論とは何かという翻訳を出されています。

詳しくは芽が出るプロジェクト記録集(後編)をご覧ください。

上野俊哉さんは不良を自認していて、気に入らないことには舌鋒鋭い人です。イベントの時は率先して身軽にゴミを片付けるような上野さんを見た事がある安田も、決して毎日会いたい類の人ではありません。

しかし2007年(メガプロを始めた年)にTwitterなどで、東浩紀氏との確執が取り沙汰されていて、そこにはちょっと違和感を感じていました。
魚拓

東浩紀氏は「ずいぶん昔の言いがかり」で上野俊哉さんを排除したように思えます。(しかも仕事の中身ではない)

このように巧妙に「相手が悪い」ように持ってくる感じは、先述した「表現の不自由展実行委員」に「キュレーション」という誤りがあったかのような扱いを想起させます。

つまり現代の「赤狩り」は、わかりづらく巧妙になっているのではないでしょうか。

オタク領域は全くよくわからなかったので、2012年の出没美術夜話では、アライ=ヒロユキさんに御登壇いただきいろいろ話してもらい、ブルスタのズムパでも最後に話題になりましたが、徐々にいわゆるアニオタと言われる人々の一部が保守的・右翼的に変質したのは東浩紀氏やゲンロンも貢献したのではないでしょうか?

そして、小さいギャラリーでやっていて(助成金などなかったものの平和に)成功を収めた「表現の不自由展」がTwitterで炎上し、ひろしまトリエンナーレ2020が開催されなくなったのは、企画アドバイザー辞任 した東浩紀氏に遠因(その他に政治家の干渉もあるけれど)があるのではないでしょうか?

2020年5月 2日 (土)

Bloom Studio OPEN!  表現の不自由展・その後 を振り返る

2012年に6年目に突入した芽が出るプロジェクトは、「つながりひろがる地域支援事業」をこれまでの子供向けだけではなく大人に向けても継続して開催してほしいと市役所の人に言われ、それなら哲学対話がやりたいと、アートの話を聞いた後、哲学対話を行う「出没美術夜話」を始めました。

 

1回目のゲストはアライ=ヒロユキさんです。

当時「カオス・ラウンジ」がTwitterなどで話題なもののよくわからなかったので、アニメなどサブカルに詳しいので教えてほしいとお願いしました。

 

当時の「カオス・ラウンジ」は賛否両論で、SNSで喧々轟々だったせいか当日は定員以上の人が来場し、

アライさんは2ちゃんでいろいろ書かれたりしていたようで、カオスラ賛否に分かれてなかなか緊張感のある開催でした。

芽が出るプロジェクト記録集(後編)

に詳細を掲載していますので、ご覧ください。

 

2019年あいちトリエンナーレ、安田はパートナーシップ事業として円頓寺のギャラリーブランカでイベントを行いました。

2012年のプレイベントでゲストに来ていただいた、鷲田めるろさんがゲストに来てくださいました。

記録映像はYouTubeをご覧ください。↓

2019 Aug 24 Aichi Triennnale 2019 Partnership event Seedproject Screeninng and Talk

表現の不自由展・その後で炎上し、展示室が閉まってしまう中「種をまくプロジェクト」を上映し、そこで起こったことを語り、またどうしていくと良いのか?を来場者と語り合いました。

2022年に一宮に愛知トリエンナーレを誘致する会
のメンバーがその時のことを書いてくださいました。↑記事はこちら。

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途中から津田大介さんが参加してくれました。

 

表現の不自由展は2015年に東京のギャラリー古藤で一回目が開かれてますが、安田は「とても責任を負いきれない」と感じて見に行ってません。

そして津田芸術監督がトリエンナーレのメニューに加えたと聞いて、「勇気があるな」と思いました。

2019年8月24日のイベントでは、展示が再開するように最後に津田氏を応援しています。(リンク動画の最後部分をご覧ください)

ちなみに表現の不自由展・その後が展示再開した日にも見に行きました。

再開した日の様子はYouTubeでご覧ください。↓
2019年10月8日 あいちトリエンナーレ 展示再開!
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再開するまで閉まっていた扉の前で、アライ=ヒロユキさんと。

表現の不自由展は結局見れませんでしたが、「やりたいことを個人やグループで手探りしながら手作りで小さくてもやり遂げる」という姿勢に、安田は共感します。

そしてそれがいわゆる硬直化した従来のやり方を、脅かすような面白さを持つことがあると思います。

Img_8163 Img_8161

これは2017年にスペインのレーナソフィアで見た映像の写真です。

「ファランヘの女性たち」のポストカードは、戦意高揚を目的にした日本の戦争画と同じプロパガンダです。

何かを宣伝する目的であるいは役に立つというのではなく、近代以降のアートは、基本的にアーティストのやりたいことから発するべきではないかと安田は考えています。しかし、現代に生きるアーティストであるからには、他者に見せたり働きかけた時点で、その時の社会状況を反映するのは必然で当然です。
おそらく平和の少女像も最初の作家の意図は被害者女性に深く共感したのではないでしょうか。そこから広がる活動というのは新しく、多くの人の心を動かしたのだろうと思います。

ところで、アーティスト・ラン・スペースの先駆けともいえる自宅展 を安田は夫の詫摩昭人と1997年に実施しました。132人が来訪し、京都新聞などに記事掲載されました。
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この度、COVID19で自粛が続く中、新たな展開を模索して自宅の踊り場にBloom Studioを開設しました。
Bloom Studio

ここでZOOMを使った双方向イベントを行います。

詳細とチケットは以下のリンクをご覧ください。↓
Bloom Studio ZOOM Party vol1

ゲストはアライ=ヒロユキさんです。

種をまくプロジェクトの記録映像をみた後で、話をするというスタイルは同じですが、
表現の不自由展・その後についても聞きたかったことを直接お話しできます。


上記のリンクからチケット1000円をお求めいただいた方に、招待状を送付します。

新しいことを始めるのは、勇気が必要だったり、拒否感を感じてしまったり。
歴史的に見ても例えば印象派は鉛のチューブや色彩理論といった近代の知識や日本などの異文化に接して新しい描き方を始めたのですが、最初は伝統的なサロンに受け入れられませんでした。

しかし現代ではどちらかというと保守的なイメージです。

しかしそうなるまでにその途中で何があったのか、どうしてこうなったのかを振り返るのは未来を作る為にも必要なことではないかと思います。

ぜひご参加ください。

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